こんにちは、高垣です。
この記事を読んでいただきありがとうございます。
なぜ人は、苦しかった問題が解決すると急に力が抜けるのでしょうか。
ずっと悩んでいたことが終わった。
仕事のトラブルが解決した。
恋愛の不安がなくなった。
大きな試験が終わった。
その瞬間は嬉しいはずなのに、なぜか気が抜けてしまうことがあります。
中には、解決した後に体調を崩す人もいます。
人は問題の最中には必死です。
何とかしなければならない。
乗り越えなければならない。
そうやって緊張した状態で進み続けます。
しかし問題が終わると、その緊張が一気にほどけます。
雷水解(らいすいかい)は、この「ほどけること」を示す卦です。
雷水解とはどのような卦なのでしょうか
解とは、解放、解決、緩和という意味があります。
上に雷、下に水。
雨雲の中で雷が鳴り、やがて空が晴れていくような姿です。
長く続いた緊張が解ける。
重荷が下りる。
雷水解は、そのような局面を示しているのです。
人生には、頑張る時期だけではなく、ほどける時期も必要です。
私自身も、仕事に乗ってきて頑張りすぎた翌日に、体が動かずつらくなることがあります。
頑張ることは大切です。
しかし、頑張った後に緩むことも同じくらい大切なのだと思います。
雷水解は、問題が終わった後の回復と解放を教えている卦なのです。
問題が終わった後に休むことは怠けではない
多くの人は、問題が解決したらすぐ次へ進もうとします。
休んではいけない。
止まってはいけない。
もっと頑張らなければならない。
そう考えることがあります。
しかし雷水解は、まず緊張を解けと教えます。
例えば長期間の介護、受験、仕事の大きな案件、人間関係のトラブル。
こうした問題を抱えている間、人はずっと力を入れ続けています。
無理をすれば、人は疲れ、壊れてしまうこともあります。
問題が終わった後も、その緊張を抱えたまま次へ進もうとすると、心や身体がついていけなくなります。
だから解は、「解決したら休め」という意味も持っています。
これは怠けではありません。
回復です。
弓も張り続ければ折れます。
人間も同じです。
張りつめた状態が続けば、いつか壊れてしまいます。
だから解は、まず力を抜くことを認めます。
問題が終わった時は、自分を責めるのではなく、緩むことを許してよいのです。
安心することを怖がらなくていい
では、なぜ人は解放されることを怖がるのでしょうか。
理由の一つは、緊張状態に慣れてしまうからです。
不安が当たり前。
忙しさが当たり前。
悩みが当たり前。
そうなると、平和な状態が逆に落ち着かなくなることがあります。
何か問題が起きるのではないか。
また苦しいことが来るのではないか。
そんな気持ちになることもあります。
しかし雷水解は、「今は安心してよい」と伝えています。
嵐が過ぎた後まで、嵐と戦う必要はありません。
危険が去ったなら、まず休む。
安心する。
身体を整える。
それが次の前進の準備になります。
解は、戦い続けることを評価する卦ではありません。
必要な時に緊張し、終わったら解く。
その切り替えを大切にする卦です。
人生では頑張る力も必要ですが、ほどく力も同じくらい必要なのです。
許すことで心は解放される
雷水解には、もう一つ重要な意味があります。
それは「許すこと」です。
人は問題が起きると、誰かを責めたくなることがあります。
自分を責めることもあります。
相手を責めることもあります。
過去を責め続けることもあります。
しかし責め続ける限り、心は解放されません。
もちろん、全てを許さなければならないという意味ではありません。
しかし過去に縛られ続けると、問題が終わっても苦しみは続きます。
雷水解は、「解放とは外側だけではなく内側にも必要だ」と教えています。
怒りを手放す。
執着を手放す。
終わった出来事を終わったものとして受け入れる。
そうすることで、人は本当の意味で前へ進めます。
解決とは出来事の終了だけではありません。
心が解放されて初めて、本当の解決になるのです。
雷水解を人生でどう実践するか
では、雷水解を人生でどう実践すればいいのでしょうか。
結論は、「解決した後にきちんと緩むこと」です。
問題が終わったら休む。
安心する。
自分を労う。
必要なら人を許す。
そして自分自身も許す。
それが雷水解の実践です。
人生には問題が起こります。
避けられない困難もあります。
しかし全ての困難は永遠には続きません。
雨が止むように。
嵐が過ぎるように。
苦しい時期もやがて終わります。
その時に大切なのは、終わった問題を抱え続けないことです。
もし今、大きな問題を乗り越えたばかりなら考えてみてください。
次の戦いへ急ぐ必要が本当にあるのでしょうか。
まず必要なのは、解放されることかもしれません。
雷水解は、「問題は解決するためにある。そして解決したなら、安心して力を抜いてよい」と教えています。
まとめ|雷水解が示すほどける力
雷水解は、苦しかった問題がほどけ、緊張が解放される時を示す卦です。
問題が終わった後に力が抜けるのは、弱さではありません。
それだけ長く緊張していたということです。
だからこそ、解決した後には休むことが必要です。
安心すること。
自分を労うこと。
必要なら、相手や自分を許すこと。
その時間があって初めて、人は次へ進む力を取り戻します。
雷水解が伝える一言。
「解決したなら、安心して力を抜いてよい」
ほどけることもまた、人生を前へ進める大切な力なのです。
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